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景(ひかり)の海のアペイリア
ブランド: シルキーズプラス DOLCE 
満足度:☆☆☆☆☆


控えめに言って天才

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ストーリー
名前も顔も居場所も知らない。 実在するかさえわからない。
お前を必ず見つけ出す――
『このメールは未来から送信されている』
2045年 冬。
双葉学園 萌えるAI研究会に所属する 桐島零一 は、偶然にも自我のある人工知能 アペイリア の開発に成功する。
触れてみたい、とパソコンの中の彼女が言う。
零一はAI研究会の部員たちと共に、デジタルの彼女に触れる方法を模索する。
そしてアペイリアの機能を使い、完全没入型VRMMO『セカンド』を作った。
剣と魔法、科学の融合したその仮想世界は第二の現実で、彼らは馬鹿騒ぎをしながら冒険を始める。
だが、『セカンド』は制御の利かない危険なゲームだった。
仮想世界に囚われたアペイリアを救うため、零一たちは命懸けでログインするのだが……
 自我を持った人工知能と、彼女を開発した零一。
 そしてその仲間たちが送る、恋と青春の科学冒険ファンタジー。
――やがて彼は、一つの仮説に辿り着く。
アペイリアを奪おうとしている、何者かの存在に。

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どんな作品?
ここまで完成された作品があったであろうか!
練りに練られた完成度の高い作品だと僕は感じました。

まず、主人公の零一が感情を持ったAI「アペイリア」を偶然開発するところから始まり、
アペイリアと触れ合う目的でアペイリアの機能を使い完全没入型VRMMO「セカンド」を作る。
セカンドでは「デザイア」と呼ばれる特殊能力を設定することができ、零一は始めは「女の子のパンツを盗む能力」とふざけまくりであったw
だがそのセカンドは強制ログアウトすると現実で死んでしまうデスゲームと化してしまう。
そしてアペイリアもセカンドに囚われてしまう。
そして恐ろしいとこはこの先からで
アペイリアを助けたと思ったらタイムリープし一年前に戻ってしまう。
これを何度も繰り返していくわけです。

SAOとタイムリープ系が合わさったような感じで、
シナリオはほぼ一本道なので最後まで謎が隠されていて楽しめます。
(ヒロインを一人攻略すると謎が全てわかってつまらなくなる奴よくありますよね)

ただ最後が個人的に微妙ですね、あれは賛否両論になる気がします。
あれをされるとエンディングが寝落ちと同じくらい悲しい気持ちになります。
ただそれを納得させるような説得力と説明がされるのですが、いい訳のようにも聞こえます。
彼ならもっといい結末を作れる気がするのでおしい気持ちです。 

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どこが魅力?


何と言っても「デザイア」ですよ!
ゲーム世界で使える能力で代償を払うことによって能力を発動させることができる、
このデザイアを使った戦闘が面白い!

そしてタイムリープ系なので何度も同じ相手と戦うわけですよ。
そうなると普通は同じような戦闘になり飽きてくるわけです、
しかしこの作品は様々な切り口から攻略を試み同じ相手と戦闘していても飽きにくくしている!
さらに少しづつ真相に近づいていくのですが、
相手もタイムリープに感ずきこちらを上回る手を使ってくる。
タイムリープするたびに敵が強くなっていくてのは素晴らしい展開です。

多くの謎が散りばめられいるのでそれが徐々に解き明かされていくのは気持ちがいいです。
あとアペイリアちゃん最高にカワ(・∀・)イイ!!